研究課題:

地表面のトリチウムの移行についての研究
 核融合にも用いられるトリチウム(3HまたはT)は環境中では水素ガス形態から水や有機物の形態をとって食物として取り込まれます。その過程には分子拡散のような物理的な要因と、土壌の水素酸化細菌の活性といった生物学的な要因が絡みます。土地利用、降雨・乾燥、温度などの土壌の状態変化がトリチウムの環境動態に及ぼす影響を研究しています。


tritium_transport
図 トリチウムの環境中移行。HTは水素ガス分子状、HTOは水分子状、OBTは有機物に結合した状態を指す。

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